北条節句祭り龍王舞  


東郷龍王舞

西郷龍王舞

 龍王舞(りょうおうまい)は御祓いの神事で天狗の面を着けて行われます。これは天孫降臨の道案内をされた猿田彦命を表しており、節句祭りでは神輿が本社に還御される本宮の日に登場します。
 龍王舞も東郷と西郷で執り行われ、東郷は栗田、西郷は小谷が舞を行い、締太鼓は谷、獅子頭は市村が受け持っています。東郷龍王舞は二引の紋を付け天狗の面は「阿」、西郷龍王舞は三つ巴の紋を付け天狗の面は「吽」を表しています。舞は東郷、西郷とも前半は鉾を持ち、後半は素手で舞い徐々にテンポを速めながら獅子頭の登場で終わります。前半の鉾の舞は、鉾で外敵を打ち払い、人々の罪やけがれ・災厄などを祓い清め、後半の素手の舞は、鉾の舞で悪魔は退散し、神様のおかげを全身に受け、こんな幸せはないという喜びの心を表現しています。また、前半の鉾の舞は武器を持って戦いを現し、後半の素手の舞は武器を捨て話し合いを表しているともいわれています。
 龍王舞の起源は定かではありませんが、江戸時代前期から始められたと推定されているそうです。昭和52年3月に兵庫県重要無形民俗文化財に指定されました。


西郷龍王舞(前半の鉾の舞)


東郷龍王舞(後半の素手の舞)