北条節句祭り鶏合わせ  


鶏合わせ神事

 鶏合わせは全国でも珍しい神事といわれ、住吉神社の由緒記によると保安3年(1122年)には始められていたと記されています。当所は宮中の年中行事として行われていたようですが、現在では、争い事をなくし天下泰平を祈願する儀式として、節句祭りの最終を飾って奉納されます。
 鶏合わせの鶏は播州柏といい、これを執行するのは、東郷は「横尾」、西郷は「西上野」と決まっています。まず東郷の一行が勅使塚に入場すると、東郷から西郷へ迎えに行きます。この迎えの儀式を七度半の使いといい、七度往復して八度目の途中で西郷一行と合流して勅使塚に入場します。鶏合わせは、烏帽子に狩衣を着た鶏合わせ執行人が行い、双方揃ってまず神前に一拝します。そして双方向かい合って再礼し、東郷の執行者は左手で、西郷の執行者は右手で鶏の足と尾翼を握り、片手で高く差し上げて見合わせます。数呼吸で下ろし、もう一度行います。これで双方とも鶏を介添人に渡し、揃って神前に一拝して終わります。鶏合わせ神事は昭和48年3月に加西市重要無形民俗文化財に指定されました。